σιγά ーσιγά(シガシガ)の存在とは②
こんにちは。ぽんずです。
前回記事で「ゆっくり」や「落ち着いていこう」という意味の言葉、「σιγά σιγά(シガシガ)」について触れました。
まるでこの国の人達は「そんな言葉知らねぇぜ」ばりに正反対の日常を送っているような内容でしたが、もちろんこの言葉が本領を発揮する場面も多々あります。
例えば…
・まだこちらへ来て間もない頃、生活の変化に適応出来ていなかった私に対し夫氏や夫氏の友人達が「σιγά σιγά(シガシガ)」と言ってくれた。
・ギリシャ語の勉強をしていてもなかなか身に付かないと感じていた時、義兄夫婦との会話の中でポロっとそんなことを話したらみんな「σιγά σιγά(シガシガ)」と言ってくれた。
・婚姻手続きや滞在許可証の手続きに苦戦していた際、義母が「σιγά σιγά(シガシガ)」と声をかけてくれた。
等、特に自分が何かに焦っていたり不安でいる際この言葉をかけてもらえると少し安心するし、自分を客観的に見つめ直す機会にもなります。
またこの国の人達はせっかちだけれど、とても親切な印象です。(今のところ…笑)
そして人懐っこいなとも感じます。
とある教会の内部。天井細部にまで絵が描かれている。
困ったことがあれば助けてくれるし、分からないことがあれば教えてくれるし、時には「こうしたほうがいいよ」とアドバイスもしてくれるし、なんならこっちから聞いてないのにあーだこーだと話し始める(笑)
あと薄々感じているのは「日本人」ってだけで好印象を持たれやすいです。
もちろん、その好印象が本物なのか客引きのようなセールストークなのかは見極めが必要ですが…。
と、まぁ様々な日本との違いに驚かされ戸惑わされ、時々σιγά σιγά(シガシガ)が過ぎてイラっとしたり不安になったり落ち込んだりもするけれど…
私は元気です!(魔女の宅急便風)笑