滞在許可証ゲットへの道のり① 〜申請する初日まで編〜
こんにちは。ぽんずです。
今日は婚姻届よりも更に難関だったラスボス「滞在許可証」を取得するまでのことを書こうと思います。
どうかこのブログが未来ある若者やこれからこの国に住むことになった方々等の役に立つことを願います。
(私が申請をした2021年でのことなので、細かいルール等は変わっている可能性もあります。最後はしっかり自分で調べましょう♪)
私達日本人はEU国にはビザ無しで90日間滞在することが出来ます。
90日を過ぎる場合は「EU外の国に数泊してまた戻ってくればいいじゃん」と思うところですが実は…
180日間のうち90日間滞在出来る
というルールがあります。
どういうことかと言うと、例えばギリシャに1/1から90日間滞在。
そして90日目(仮に4/1とする)に、EU外の国へ出国したとします。
そして4/3にそのEU外の国からギリシャに戻ってきてまた90日滞在出来るかと言われたら、出来ません!
90/180(180日分の90日)なのでギリシャに滞在した90日分を180日から引いた残り90日分をEU外の国で過ごさないとビザ無しではまたEUには来られません。
これは丸々90日間ギリシャで過ごさなくても同じで、例えば50日間ギリシャに滞在。EU外に数日滞在してまた戻ってきたとしても180日を超えていないので90日分から既に過ごした50日分を引いた残り40日間しか滞在することは許されません。
よって仕事や留学等で来る方はビザが発行されるのですが、私の場合はギリシャ人の配偶者になるのでビザではなく滞在許可証になります。
(実はビザと滞在許可証の違いを知らず言い方が違うだけで同じもんだと思っていて大変混乱しました(笑))
さてこの滞在許可証を発行するには移民局に行かねばなりません。
移民局へはアポイントが必要で必ずアポを取ってからになるのですが、現在コロナ禍ということもありこのアポを取るだけでも超大変。
移民局へのアポイント申請はメールで行います。
私の場合、9/25にメールを送信。
そして返事が来たのはなんと11/18。 返事が来るまでの日数54日。
いやさ。
私は冒頭に書いた90日縛りがあるので、これ下手したら返事待ってるだけで不法滞在になるよね(爆)
「見つかったら強制送還されるの?私犯罪者になるの?(((;゚Д゚)))))」
と、それはそれはもう不安でした。
ちなみに滞在許可証申請にあたり用意した書類はこちら
・パスポート
・パスポート全ページのコピー
・証明写真とそのCDーR(お店に行けば用意してくれます)
・結婚証明書
・日本大使館から発行してもらった出生証明書1部
・納税者番号
・医療保険証明書
等
夫氏にやってもらったのでよく覚えておらず他にもあったかも…(^^;(すいません)
日本人として私がやったことは日本大使館に行ってギリシャ語と英語で書かれた出生証明書を発行してもらうこと。これは一部10€で、1週間ぐらいで出してもらえます。
(ちなみに申請には戸籍謄本(発行から3ヶ月以内のもの)が必要なのでお忘れなく。)
全て揃え移民局からメールの返信がいつまで経っても来ないので電話をして問い合わせようにも呼び出し音が鳴るだけで誰も出ないしで、凄く不安でした。
するとその様子を見ていた夫氏から
「僕達のミスじゃないから強制送還とかにはならないし、のんびり待ってよう!」と。
「さすがギリシャ人( ゚д゚) 」と思ったのは言うまでもありません(笑)
やきもきしながらもようやく移民局から連絡がきて、すぐアポイントの日程調整かと思いきや「パスポートと社会保障番号の書類をPDFで送れ」という内容の返信メールが。
え( ・∇・)?
どうせ当日持って行くのになぜにそんな二度手間!?
と思ったのですが、お役所様がそう言うのでメールに添付して返信。
翌日の返信内容がこちら
「残りの必要書類もPDFで送れ」
え( ・∇・)?
あのさ、なんで1回で言わないの?(怒)と激おこw
でもお役所様がそう言うのでメールに添付して返信。
そしてさらに翌日の返信内容がこちら
「次は夫側の書類もPDFで送れ」
う゛ぉぉい(`Д´)
あのさ、なんで1回で言わないの?(2回目
でもお役所様がそう言うのでメールに添付して返信。
「不法滞在」という言葉が頭から離れないところにこれだったので、超平和主義の私でもさすがに夫氏相手にブチギレ。
(夫氏悪くないのにごめんなさい 泣)
こうして何度かやりとりした後、無事にアポイントが取れたのでした。
少し長くなってしまったので後日、滞在許可証申請当日編を書こうと思います。