ギリシャでの婚姻手続き
こんにちは。ぽんずです。
前回、婚姻手続きに必要な書類について書きました。
今日は実際にどう婚姻手続きをしたかについて書こうと思います。
一言で言うならば…
めっさ大変だった。 です(笑)
目次
まずギリシャでの婚姻手続きは教会もしくは市役所で行うかを選びます。(なんかもう1つぐらいあった気がするけど忘れたw)
もし教会で行う場合にはお互いにギリシア正教でなければなりません。
なので私達は必然的に市役所で行うことになりました。
ただ市役所で行う場合、事前に新聞2社に「私たちは結婚するよ〜」という記事の掲載をしなければなりません。(重婚を防ぐためだとかなんとか。)
この手続きについてはもちろん夫氏に丸投げ。
そして実際に手続きする(婚姻届を出す)市役所ですが、基本的に自分達で好きなところを選べます。
私達は住まいはアテネ市ですが、手続きはアテネ市ではない市役所にしました。
が。このせいでひと手間増えることになります…。
(ちなみにアテネの中央市役所での婚姻手続きは3ヶ月待ちの状態でした💧)
1.結婚許可証をゲットせよ
先述した通り私達はアテネ市ではない市役所を選択したため、結婚許可証なるものをアテネ市役所から発行してもらわなければならなくなりました。
これはそのアテネ市ではない市役所から言われたためです。
(前回のブログでも書いた通り、必要書類は手続きする市役所によって違うのでよく確認してください。)
私達は日本で用意した私の書類と夫氏が自身で用意した夫氏分の書類、そして私達が結婚することを掲載した2社の新聞それぞれ1部ずつを持ってアテネの中央市役所に行きました。
そこで書類の確認をされるのですが、それがまた大変で大変で。
もちろん1回だけでは済まず、2−3回中央市役所に通ったと記憶しています…💧
そもそもなんですが、まず大前提として中央市役所に行ってもすぐに入れません。
朝から行って順番待ちかアポが必要だったと思います。
手続きを進める上で特に大変だったのは…
・新聞の内容が間違っていた
・日本人が手続きしにきたのはレアのようで、かなり戸惑われあーでもないこーでもない言われる。
・やっと書類選考を通過し結婚許可証ゲット!かと思いきや、今度は別の人にアポスティーユ(英文)にはなぜギリシャ語訳が付いて無いのかと言われる。
・役所の人によって言ってることが違う(怒)
うん。今思い返しても吐きそうなぐらい大変だった。
こっちは万全の体制で臨んだのに、人によって言ってることが違う。
何度心へし折られたことか…(泣)
そして執拗に確認をされ、まるでアラ探しをされているかのようで本当に大変でした。
ちなみに新聞の間違いは直してもらって再度掲載されたものを持参、アポスティーユのギリシャ語訳については夫氏がうまいこと言って役所の人達を言いくるめたそうです(爆)
(そもそもアポスティーユのギリシャ語訳は大使館からも言われなかったしネットで調べても出て来ずで、「難癖付ける訳じゃないけど恐らく元々必要なくてこの役所のこの人だから言ってきたんだろうな…」と私は思っています。)
そして毎回吐きそうになるのを堪え、どうにかこうにか結婚許可証をゲットすることができました。
2.市役所に行って手続きの日(簡単な式&入籍日)のアポをゲットせよ
次は実際に手続きをする市役所に出向いて、予約をゲットしなければなりません。
ここでは、事前に苦労して手に入れた結婚許可証を提出し書類に色々と記入するだけで済みました。
が、しかし! 1つ注意する点があります。
それは日本と違い好きに入籍日を選べないことです。
というのも市役所では婚姻手続きをする日が毎日ではなく曜日で決まっていて、私達が選んだ市役所では木曜日のみ。
なので木曜日の中から選ばなければなりませんでした。
私達は特にこの日がいいというのは無かったので問題は無かったのですが、「絶対にこの日がいい!」と決めている方は注意が必要です。
3.めでたく結婚せよ
さて無事に手続きの日のアポまでゲットしたらあとは当日を迎えるだけ…。
と、思いきや。ここでもまた1つルールがありました。
それは「2人の立ち会い人が必要」です。
立ち会い人は兄弟、両親でもいいし友人でもOKです。
私達は夫氏の友人2名にお願いしました。
そして当日はドレスアップをし花束も持って市役所に向かいました。
ちなみに市役所では同日私達の他にもう2組が手続き(簡単な式)をしていました。
手続き(簡単な式)は市役所内にあるホールで市役所長ともう一人役所の人、立ち会い人2人の計4名のもと、所長に結婚を認める文章を読んでもらいこれで正式に婚姻成立となります。
(私はギリシャ語が全く分からないので、夫氏が都度英語に訳してくれました。)
その後用意された書類に私達それぞれがサイン、立ち会い人2人もサインをし結婚証明証を貰って終了。
本当に簡単で簡易的な式でしたが「いよいよこの私が人妻か…」と考えると大変感慨深く(笑)、思わず泣いてしまいました。
今になっても「よく私はこんな大変なことやってのけたな」と思います^^;
そして日本の素晴らしさが改めて身に染みました。
もちろんギリシャはギリシャでいいところもあり大好きですが、出来ればこういった公的な手続きは国で統一してもらえると外国人としては助かります(笑)
(ちなみにこれだけだとギリシャでは結婚した事になっていますが日本ではまだ独身のままの状態です。(それでも構わないという方はこのままでもOK。) 日本側にも届けを出す場合は、婚姻手続きをした現地の市役所から結婚証明書を発行してもらい自分で日本語に和訳。そしてそれらを持って今度は日本国大使館で婚姻届を提出します。
その際、戸籍謄本(アポスティーユ無しでもOK)が2部必要で、私は用意が足りず急遽友人に送ってもらいました。
これが前回記事で書いた早々にやらかしたことです(笑))
以上、2回に渡って国際結婚する際の手続きについて書いてみました。
もし何か困っている人がいたら気軽に聞いてもらえたらなと思います ↓
それではこのブログがどなたかの役に立つことを願い、今年の締めくくりとさせていただきます(←唐突w)
みなさん、良いお年をお迎えください!!
Χρονιά πολλά🌟